今回は、一般常識として知っておきたいお彼岸供養について。
お彼岸は、春3月と秋9月の年2回あります。
期間は、春分の日と秋分の日を中日と言い、前後3日間の7日間です。
そして初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」と言います。
「彼岸」とは仏教用語で極楽浄土のことを言います。
この彼岸は、仏教の行事であるのですが、実は日本独特の行事。
他の仏教国にはないものだそうです。
昔、この時期に「彼岸会」という仏教の法会が開かれ、
これが現在の「彼岸」の由来となっているのだと言われています。
最初に行われた彼岸会は大同元年(AD806年)に
平城天皇が霊を沈めるために行ったものだそうです。
それではなぜ、春分の日・秋分の日がお彼岸になったのでしょうか。
それは、この日は太陽が真東から昇り、真西に沈む日であり、
昼と夜の長さが同じ日だからです(ただし、厳密に言うと違うようです)。
太陽が真東から上り真西に沈むため、
真西に沈む夕日が西方にある浄土への道を示すと考えられ、先祖供養のための日とされたようです。
また、昼と夜の長さが同じことが仏教の中道の精神にあてはまるからだも言われています。
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